源氏物語講座第四回 [趣味の事]
先日 源氏物語の第四回講座を受けました。
一回目~二回目の講座では、私の思いとは程遠い雰囲気とその講義に
半ば受講を決めたことに後悔をしていました。10回講座なので、ダイジェクト版
であろうことは覚悟していたので兎に角最後の講義までと思い、3回、4回と
進めました。4回目になった頃、何となく少し雲が晴れてきたような、感じがしました。
源氏物語では第一人者とされる先生の講義ですが、ともすると、エロチシズムな話題が
クローブアップされ、話されようとする真髄が見えてきませんでした。
今回は、まずは「今日は白露ですね 陰暦では8月ですが新暦では9月の8にちです
陰暦では1,2,3月を春4,5,6、月を夏、7,8,9、を秋10,11,12が冬となります。
野分、白露、鈴虫 が秋ですね。 中秋の名月は8月15日です。 新暦では9月22日だから
同じ月をみんなでそれぞれに見ましょう」とおっしゃいました。
そして 掃木 空蝉 夕顔のくだりを足早に聞きました。2時間と言う限られた時間にどう
伝えるかも先生も悩まれることと思います。
掃木の項では「雨夜のしなさだめ」というところがありますが、三人の男性が五月雨の夜に
光源氏に対し、様々な女性について語る有名な場面だと言うことです。
先生が言われるのには、女性ではとても書けない文章があり、たぶん男性がかいているだろうと
思います。と言われます。どんな内容なのか、知りたくなりました。
そして話は、空蝉、源氏の求愛に対して衣を残して去って行くという。
それから話は夕顔へと移ります。乳母の見舞いのためでかけた源氏は垣根越しに
夕顔に出会い、のめりこんでいく、があるとき深夜に亡霊が出て(六条御息所)
夕顔ははかなく命を落とす。
ここで、空蝉の心情とはどんなものだったんだろう? プライド?それとも自制心?
その心模様を質問したかったのだけど勇気が出ず、聞けませんでした。情けない^_^;
でもその頃の女性は、貞操観念が無いのかなと思わせられるようなところが多々あります。
物語はオムニバス風に感じられるのに、源氏を介してどう脈絡がつけられ、膨大なひとつの
物語になっていくのか、もう少し勉強したい気持ちになりました。
自称 平成の光源氏^^と言われる先生、リアクションが何とも卑猥な感じがご愛嬌です。
でも原文を読み上げられる時はその朗々とした抑揚が流石と思わせられます。
絵巻も雅ですが、流麗なかなで書かれた文字が少しだけでも読めることがとてもうれしく
ちょっと楽しみになってきました。
僕も古典を読んでみたくなりました。何か楽しいものを。
by littleducks (2010-09-17 22:44)
せっかく取られていた講座が、少しでも面白く感じられるようになって
何よりでした。
「しなきゃならないお勉強」では無い以上、「面白くなくちゃ」つまらないですものね。。
by 向日葵 (2010-09-18 03:20)
「雨夜のしなさだめ」が男性に手によるものだろうとの見解、
とても興味がわいてきました。
もしもこの項についての解説が詳しくあった時には
記事のUPをお願いしたく思います。
by 青い鳥 (2010-09-18 08:59)
littleducksさま
ひいていたものが、自分から求めてみると結構楽しかったり
することってありますよね。そんなことにめぐり合えると嬉しいですね。
向日葵さま
学びたい時に学べなかったと言うことが、私の興味をかき立てている
様です。^^ 古典もそのうちのひとつです。
何のためにでもなく、知らなかったことを知るチャンスにめぐり合えたこと
ラッキーかなと思っています。それが楽しければ なおの事ですよね。
自分のために使える時間が与えられたこと 感謝です。
青い鳥 さま
青い鳥さんは お詳しいのですよね。 古文は解らなくても、自分の肌に
あっているような気がしていました。(こんな言い方おかしいですね)
昔少し古文のさわりを勉強した時、わくわくするほど楽しいと思いました。
紫式部と言う名前も式部と言うのは役職にある男性につけられたものだから
なぜそう名乗ったか解らないし、何度も書き写されている間に、内容も
変わってきていると推測される、一人の人が書いたものとは到底思えない
部分もあると、思うし、「雨夜のしなさだめ」のように、明らかに男性の感性と
思える部分もあるということでした。もちろん その先生の見解なんですけど
・・・・ 何となくミステリアスな感じがして、・・・・・・
でも その頃から脈々と命は今に繋がってるんですよね・・・・・・・・・・・
その後の事、またご報告します。
by むらさき (2010-09-18 18:56)
講座も人によって内容や面白さが違うので楽しめたのでは?
普通に話すと面白みがなく眠気がさすのでエロチシズムな話題で興味を誘ったのでは?
by 旅爺さん (2010-09-18 19:28)
旅爺さん さま
旅じいさんのおっしゃることピンポ~ンのようです。
最初は生徒側のほうがレベルがつかめないと言うことが
大きかったと主催者側の方が行って見えました。
でも 結構Hな現代の光源氏さんって感じですよ~爆笑
by むらさき (2010-09-18 20:14)
こんばんは・・・出遅れました。
平成の光源氏を自称なさる先生の講義・・・一度受けてみたいものです(笑)
卑猥なリアクションで講義なさる先生・・・に惹きつけられるのもまた凄い力量なのかもね。。。
いつもご訪問いただきnice&コメントありがとうございます。^^;
by あら!みてたのね (2010-09-19 00:46)
あら!みてたのね 様
おはようございます^^
先生とご一緒に式部が執筆したと言われる石山寺に出かけようと
いうプログラムがあるようです。「それもつじつまが合わない部分が随分と
あります」とは先生の弁です。
あくまで趣味なので楽しめればいいかな~~って感じです(笑)
by むらさき (2010-09-19 10:20)
いうりんさま
ご訪問とnice!ありがとうございました^^
haruさま
ご訪問とnice!ありがとうございました^^
by むらさき (2010-09-19 21:13)
♪写楽♪さま
ご訪問とnice!ありがとうございました^^
by むらさき (2010-09-19 21:23)
Greenさま
ご訪問とnice!ありがとうございました^^
by むらさき (2010-09-20 20:25)
源氏物語
「雨夜のしなさだめ」 面白い 愉快 お恥ずかしい
タイトルですね
でも 源氏物語の難解さは 当時の身分社会 かな
この時代 家に女性がいて 男が通う社会で
武士の時代で男の社会へ変わったと推測します
源氏物語の講座とは勉強熱心ですね
by マサボー (2010-09-21 14:44)
マサボー さま
前から古文を学んでみたいと思っていました。
今頃になってこんなチャンスに遭遇できたこと 嬉しいです。
この先の講義が楽しみです。
何が本当かわからないところがミステリアスですね。
by むらさき (2010-09-21 20:41)
良い機会に恵まれ良かったと思います
私など、遊びほうけて、今になって後悔しています
人間の本質を知る事が出来るかと、思います
by タッチおじさん (2010-09-23 11:12)
タッチおじさんさま
私も今の年齢だからこそ理解できることもあるかなと
期待しています。
このチャンスが糧になるように楽しみたいと思います。
何となくはまりそうな予感も・・・・・^^
by むらさき (2010-09-24 20:26)