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言の葉のこと(テレビドラマから) [言葉の力]

先日 さてお風呂に入ろうかと思って居た時たまたま始まった
「筆談ホステス」ってテレビ番組をついに最後まで見てしまいました。
耳の不自由な女性が小さい頃から紆余曲折を経て、ハンディを超え
初めてホステスとしての職業に自分の居場所を見つけ、めぐり合った
人たちに一本の万年筆とメモ帳に託し励ましや癒しの言葉をかけて
行くのです。 手紙でもなく会話でもない筆談って、言葉を超えるものが
あるんなって、凄く思いました。
         「何でもいいから 日本一になるのよ。 そうすれば耳が聞こえなくても
みんなが認めてくれる 日本一になるの!」
 母親からそういって育てられた彼女が、ホステスという職業を
認めない母に「お母さん 日本一になったよ」といいます。
それが母として精一杯のの愛情だという事は、画面いっぱいから伝わってきます。

 お店で接客してるとき お客の男性が「恋と愛とどう違うと思う?」の問いかけに
彼女は「う~~ん 恋は下に心が付いてるから 下心ありかな。 愛は真ん中に
心があるから真心かな~。」と答えます。もちろん筆談で・・・・・
見てる私も、なるほどねと感心^^

 そして疎遠になっていた母親との仲を修復しようと妹思いのお兄さんが計らってくれた日
向かうタクシーの中で、事業で失敗したというお客さんからの短いメールが入ります。
彼女は、その年配のお客さんを心配し、タクシーを反して思い当たる場所に向かいます。
自分が作った(参加した)橋だというその場所にたたずんでいた彼に、心から同情ではない
慈悲の目をむけ、万年筆と手帳をだし、「起きて半畳 寝て一畳 起きてもあそこは数インチ(
これはちょっと卑猥だけどこれを書かないとそのシーンの想像がつかないので書きますね)」
そのメモを見て「・・・・・うん そうだな。 もう一度 一からがんばって見るよ」と男性は男泣きに
泣くのです。
 その後 彼女の元に、その男性が再起を目指してがんばっているという知らせが届きます。

このドラマは彼女が著した本をドラマ化したものだということです。
ドラマの中で思ったのですが、22歳の彼女が、沢山の語彙を持っているということが驚きでした。
会話が出来ないからこそ、短い言葉に心を込める事が出来のでしょうか?
神様が人間に言葉を与えたということも当たり前ではないのですね。

                  
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