雨の日 (母の事) [思い出]
唐突な記事です
小学生のころの事。
雨の路地を母と二人で歩いて
いました。
向こうからも傘をさした女の
人が歩いて来ました。
母は傘をさした状態で、さっと
横にして体につけると、相手の
方は会釈して、傘をさしたまま
なるべく端を通る仕草ですれ違、
ました。それ以来、それは
私の当然の行為として、体の中に
残っています。
今ごろになって、それはそれに
留まらす、暮らしの中の当たり前の
風景だったんだなと思うのです。
母の生きた倍近い年月を生きて
改めて、母に感謝です。
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